ベストキャラクター賞:小鳥遊 ひな(パパのいうことを聞きなさい!)インパクトだけで言えば他作品のキャラでも相当数いますが、かわいさと"おいたん、ひなだお"の台詞は今期の
ベストキャラクターの称号に相応しいレベル。久々の王道選出と言えるでしょう。
ベストOP賞:Happy Girl(パパのいうことを聞きなさい!)不作とも言える今期OPの中で中毒性やPOPさでトップの出来具合でした。作画の可愛さも相まって
文句無しの選出。
ベストED賞:SM判定フォーラム(妖狐×僕SS)わずか2曲のオンエアーなれどインパクトは過去をおいても最大。衝撃とも言えるイカれたEDは
視聴者を笑いに巻き込み、作品の概念をも変えてしまうほどこちらも文句無し。
ベスト声優賞・男性:杉田 智和
(妖狐×僕SS 青鬼院蜻蛉役)
(男子高校生の日常 ヒデノリ、浅野役)まあ上記のEDの影響もあってか管理人的には杉田さんに一票。はっちゃけ具合は男性声優陣の中ではピカ一
あのノリは他の人にはマネできないと思いますし。
ベスト声優賞・女性:喜多村 英梨
(偽物語 阿良々木火憐役)
(パパのいうことを聞きなさい! 小鳥遊美羽役)
(ブラック★ロックシューター 出灰カガリ役)このブログにてこのイベントに参加して以来、ようやくの選出となりました。管理人が大好きな声優さんだけに
感激です。とは言え一票でタイトル獲得とはまだ言えませんが。主役は一つもありませんが重大な役割が多く
なくてはならない声優であることがよくわかるシーズンでした。
以上今季の評価となります。
さて恒例の冬アニメの総括です。
完全に息を吹き返した原作アニメ。開始前の話題はあの夏が持って行きましたが蓋を開けてみれば
原作組が面白さの中心にいると言う、ある意味望むべく展開となりました。これにはよく頑張ったと言いたい所
その反面オリジナルアニメに若干の陰りは見えました。まだまだ元気はあるので今後も引き続き継続を。
とは言え、全体的にはおとなしい印象があり、爆発的な作品はなくバランスとしては非常に
綺麗な形でしたが突出した物が少な過ぎてインパクトに欠けるクールでした。
全作品が60~70点クラスで覇権と呼ばれるアニメは無いと言っても過言ではありません。
良く言えば作品に没頭する作りが多く、他メディア等に影響を与えるほどの広範囲に広がる作りが少ない
悪く言えば優等生過ぎて面白みに欠けるものがほとんどと言う状態。これには残念な部分もあり
作品への愛を感じる一面も垣間見えました。
作品別総括としては、まずは異端組のキルミーベイベーとミルキー。キルミーベイベーは色んな意味で
珍しい珍アニメとなりました。OPも特殊すぎる電波で本作も淡々とゆるいと言う展開。
スタートダッシュが良すぎる分中だるみが激しく見なくても良い気にさせられるアニメでした。
ミルキーは前作通りのクオリティは変わらず相変わらずの酷い出来。勿論褒め言葉ですが。
こちらは最後まで笑わせていただきました。とりあえずの完結となりましたが
続編があればそれはそれで楽しめる良アニメでした。他メディアへの進出も拡大してビジネスとしては大成功
完結と言えばロングランの作品が終わりを告げました。シャナ、ゼロ摩と共に同時期に始まり同時期に終わり
そして奇しくも釘宮さん、日野さんの主演と言う偶然でした。長い間お疲れ様です。ただ作品自体は個人的に不満足でした。
シャナは世界観の複雑さ、ゼロ摩はとりあえず終わらせた感があり最期を迎えるには少々さびしいことに。
続編と言う括りにおいてはアマガミSS、物語シリーズは好調でした。前者は尺が短くなったのが功を奏しバランスも上々
卒業のタイミングに合わせてくるのも印象が良く前作に続き素晴らしい出来でした。
壁を殴りたくなるほどのイチャイチャぶりは作品の出来を左右するものと言っても過言ではありません。
物語シリーズはあれだけ中身のない内容を良く1クールに収めたなと言う珍しい印象。
引き伸ばし的な感覚は薄く個人的には満足のいく作品に仕上がっているかと思います。
このシリーズも今後が非常に気になる作品であり売上等もキープしていることから質の向上を期待しています。
シンフォギア、ラグランジェ、ギルクラ、のオリジナル陣はそこまでパッとしなかったのが第一印象。
二番煎じ的な設定が多々有り、それでも面白ければ問題ないのですが同ジャンルにおける一番にはなれなかったですね。
つまらなくはないがパンチに欠けるのであってはオリジナル要素も無駄でしかありませんラグランジェは続きに期待大
2クールのペルソナ、未来日記はほぼ中だるみもせず満足度も高い作品でした。やはり昨今の2クールは強いです。
元々長丁場で作る分時間にも余裕があるのでしょうか?練りこんで作った印象が強く。原作無視のオリジナル要素さえ
嫌味にならず、むしろあってよかったオリジナル回と言う状況。現在の2クールも勢いがあるのでまだまだ勢いは継続ですね
BRAVE10、ハイスクールD×Dは毎クール配置される失敗型のアニメ。単発で見れば残念至極ですが
全体の評価で見た場合この辺の得点の低いものがあるからこそ覇権と呼ばれるアニメが存在するのではないか?
と感じるようになってきました。必ずありますからねこの手のアニメは。最早失敗の理由を語るまでもないでしょう。
萌枠ではパパ聞き、いぬぼくが頑張りました。可愛いのはこの枠では当然のことですがその上で影響度も高く
個人的には良いアニメの条件は満たしていると感じました。特にいぬぼくは続きがあれば見てみたいと言う気に
させられましたし。続きがあっても不思議じゃない終わり方でしたね。
ギャグ枠では男子高校生の日常、テルマエが奮闘。共にインパクトは高く非常に面白かったです。
日常は若干失速気味でしたが何とか完走。テルマエは4回と言う変則アニメにも関わらず実力を出し切りました。
一つのテーマを凝縮させたのは正解でしょう。ブレることなく面白かったですし。
ワーストはブラックロックシューター。視聴者に考えさせる展開にもっていくと言うよりは会話等が不足していて
物語の本筋を理解するのに苦しむと言った感じでした。ただ作画に関してはすさまじくバトルシーンなどはかなり
レベルの高い作品だったと思います。要所要所ではクオリティの高さがあっただけに非常に残念。
そして今回の覇権はやはりあの夏とAnotherでしょう。話題にも上がっていた分放送前からイニシアチブがあったあの夏
昨今のオリジナル要素の基本であるフィクション系ではなく若干のSF要素に戸惑った人も多いでしょうが
登場人物の恋愛事情は管理人的にはまさに垂涎。これだけで満たされるってものです。勿論話もよかったですけれど
Anotherは本当に頑張りました。特に演出にかけては今季どころか近年稀に見る秀逸な完成度。
伏線なども本当にバランスよく配置され、恐怖感、臨場感などは素晴らしいの一言。
尺も問題なく今季のベスト作品でしょう。おそらく続きはないでしょうが収めもよく満足度は十二分です。
絶対的なアニメが無かった今シーズンですが制作サイドの実力差が縮んだ印象を受けました。
とはいっても競っているわけではないですがwwヲタではない人でも知っている有名アニメ制作会社だけでなく
ヲタですらあまり聞かない制作会社が良いものを作りだしてるのは良い傾向でもありますが悪い部分もあります。
良い傾向とはもちろん既存有名会社に程よい刺激を与えること。ライバルがいた方が実力以上のものを出せるのは
どんなジャンルでもお約束ですから。悪い部分は量の増加による質の低下。
これに関しては毎回毎回飽きる位言ってますが本当に増加すると悪くなりますからね。
モノマネはモノマネでしかないのですよ。その辺を考慮に入れて来シーズンも制作に励んでほしいと思います。
今後は期待できる作品は多々ありますが気は抜けません。覇権の続編だからと言って手を抜けば結果は目に見えてますし
その逆もあります。明確なビジョンを持って作ってくれればこちらは魅入られるように見るはずですよ!作品なんてそんなもの