ベストキャラクター賞:牧瀬 紅莉栖(Steins;Gate)各員、意見はわかれるところでしょうが管理人は助手をチョイス。@ちゃんねるネタとテンプレすぎるツンデレは
今期のベストキャラクターに相応しい人物。
ベストOP賞:ゆりゆららららゆるゆり大事件(ゆるゆり)中毒性、電波具合は今期を代表する作品。作品自体もダークホースでしたが曲も予想外の出来
文句無しの一票でしょう。
ベストED賞:Party Love~おっきくなりたい~(ロウきゅーぶ!)盛り上がること請け合いのParty tune。最近の楽曲の素晴らしさと言うよりはノリの良さと
アゲアゲな曲調に好印象で投票です。
ベスト声優賞・男性:宮野 真守
(うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% 一ノ瀬トキヤ役)
(Steins;Gate 岡部倫太郎役)オカリンの演技は本当に素晴らしいものでした。厨ニ病、現実の世界に困惑する時など
一つの作品における感情と心境の変化を絶妙のタイミングで使い分け。技術の高さを見せつける結果に。
ベスト声優賞・女性:松浦 愛弓
(うさぎドロップ 鹿賀 りん役)若干10歳ながら驚愕の演技。子役とは言え細かい演技まで行き届いた仕事はベテランも凌駕する勢い
未来が楽しみな小さい声優さんに一票。
以上今季の評価となります。
さて恒例の夏アニメの総括です。
前期の結果からある程度の巻き返しを行えた原作アニメにまずは拍手。惨敗が続いた昨今のなかでは
まずまずの良作が出てきました。まだ全体的に尺を間違えたアニメや伝えたいテーマがイマイチ伝わらない
駄作もありますが復調の兆しとも言える夏アニメでした。
ただ1クールもののみ焦点を挙げた場合、未だ出力不足なのは否めない状況。こちらは長い目で見守るのが吉。
今期も14作品の評価対象の中で実に3作品が2クールであり、尚かつ高い評価だったのはいずれも2クール
1クールもので心に残る作品が出てくるのを願うのみです。
2クールものだった、日常、いろは、シュタゲはどれもハズレはなく最後まで気持ちよく視聴出来る
良アニメでした。特にスタッフ愛を感じたシュタゲは賛否両論もある中、個人的には非常に満足いく作品に。
作り手の楽しみや愛情が伝わってくるのは良作には必須条件となりました。
近年の良アニメはすべからく作り手の愛情がわかることが最も重要であり、逆を言えば作り手の暴走や
放棄などは作品の価値を大きく下げる原因になりかねない事になります。提供側はその辺を気にして
制作に関わっていただきたいです。
やはり売り上げ的なものが人気を左右する中で購買意欲の湧く特典などをつけるのは当たり前の世の中において
それをないがしろにして個人的な好みを優先させるなどもってのほか。人気のあるアニメだから売れるのではなく
購入者のニーズに答えると言うことが人気や続編への鍵となるでしょう。
オリジナル要素が人気ではありましたが今期もTIGER&BUNNYがそれを引き継ぐ出来の良さ。
来期はオリジナルは若干少なめで小休止と言った印象ですが量が増加して質が低下するより幾分マシですね。
このバランスで考えればもう少しはこの流れは続きそうです。
各個での評価ですがうさぎドロップ、ゆるゆり、クロワーゼは実に素晴らしい出来でした。
学ぶ面が多く非常に勉強になったうさぎドロップ。最後までゆるい百合を見せつけゆるふわの醍醐味
を与えたゆるゆり。ダークホースとして満点の出来だったクロワーゼ。いずれも参考にするべき作品でした。
ワーストに値する作品はいつ天、神ドル、まよチキ、やおよろず、神メモ。
いつ天、神ドルは尺の問題が、神メモは原作無視の劣化アニメ化、まよチキ、やおよろずはテーマが
伝えきれない結果となりました。
尺の問題は、かなり前からの問題点。ここを間違えてのアニメ化は失敗率が非常に高く、またそれを
問題視していないのはいい加減に止めていただきたいのが本音。歯切れの悪い尻切れとんぼ状態で
満足のいく作品を作れたと思えるのか?甚だ疑問です。
また原作をほとんど無視した作りも非常に興味が下がります。良改編ならまだしも劣悪な改編は
失敗以外何者でもないわけで、何を持ってそうしたのか?が解らなければ意味がありません。
そもそも無視している時点で作る意味すらないわけですが。
そしてテーマを伝えられないと言う観る側から造る側への最大級のクレーム。
やはり作っている以上作品のテーマを観る側に伝えることが最も重要でありそれが全てであり
伝えられなければこれもまた造る意味など無く誰も得をしません。
この辺の問題点と言うものは作製におけるテクニックの要素ではなく。メンタルや魂の問題。
自分の思いを相手に伝えると言う基本であり最重要事項でもあるこの要素が成熟しない限り
更なる発展は望めないと感じます。
そして作製側だけでなく、鑑賞側も作り手の意図を読み取る精神的成長と言うのがあればこそ
共に歩み寄りとレベルアップが求められるのではないかと感じます。観るだけの人間にそれが必要か?
と問われればそれは間違いな気もしますが観る側の成長無くして良作は産まれません
好きなコンテンツである以上、"お客さんは神様"と言う概念を捨てて鑑賞するのは重要なこと。
観る側、造る側に分かれるのはある意味当然ですが、別の解釈ならば共に造ると言うのも正論ですから。
少なくとも管理人的には評価する以上、これは無くてはならないものかと思います。
秋アニメも終盤を迎え、これもまた評価対象になるとは思いますが、願わくば良作が多く産まれることを
願って今回の総括を終わります。