ベストキャラクター賞:安城鳴子(あなる)(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)一般的に考えるとおそらくめんまが獲得することになりそうなベストキャラクターですが
個人的な好みも含めてあなるに一票です。乙女中の乙女ぶりを発揮しただけでなく、コロコロと変わる
髪型も私的にはポイントが高かったです。
ベストOP賞:青い栞(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)音楽としての出来具合は他のアニメの方が良いものもありましたがこのOPあってこその覇権アニメと考えると
この曲を推さずにはいられません。主張しすぎることが無く本編を引き立たせるのに
一役買ってます。
ベストED賞:secret base ~君がくれたもの~(10 years after Ver.)」(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)まずコレ以外には考えられないでしょう。最早、結果発表にてどれだけ票を獲得するのか気になるところ
他が悪いわけではなくこの曲が卑怯過ぎましたね。これを越えるほどのシンクロ率の高い曲が
今後出てくるのか心配になるほどの出来でした。
ベスト声優賞・男性:近藤孝行
(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。久川鉄道〈ぽっぽ〉役)
(緋弾のアリア 武藤剛気役)最終回のめんまに対する心の慟哭を打ち明けるシーンは素晴らしい演技でした。
あれが全てでしょう。それほどに鳥肌が立って心が打たれる場面を目に出来たのはただただ感謝です。
ベスト声優賞・女性:戸松遥
(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。安城鳴子<あなる>役)
(C 真朱役)
(そふてにっ 平岸やよい〈うづき〉役)他この企画に参加して以来、この賞に関しては一番話題性のあった声優さんから選んできましたが
今回は純粋に声優さんとしてのレベルの高さで一票を投じました。それほどに出来が良く。
観るものを感動させる実力を発揮したのではないかと思います。
以上今季の評価となります。
さて恒例の春アニメの総括です。
今回も覇権アニメはオリジナルの元に輝きました。ほとんど全ての話題をあの花が持っていきましたね。
ドラマ性もあり一般の方々にも受ける内容だったのが良い影響を与えた要因かと思います。
まどか→あの花と昨今のオリジナルの強さが浮き彫りになっています。
春に放送が始まり2クールもののアニメでもある、花咲くいろは、TIGER&BUNNYなど
まだまだオリジナルの勢いはとどまることを知りません。夏アニメでもオリジナルはありますしね。
心配なのは量の増加は質の低下に繋がると言うこと。オリジナルなら何でも良いわけではないので
どれがダメかはあえて触れませんが過去にもオリジナルで埋もれていった作品は多々あります。
それを念頭に入れて制作していって欲しいと切に願います。成功の秘訣としては
やはり製作陣が楽しんで作っていてかつ視聴者も楽しんでると言う事。険悪では何にもなりません。
そしてそれ以上に心配なのは原作有のアニメ達。今回は個人的には悲惨な結果となっています。
2クール前は20点越えが当たり前だった作品が多くありましたが今回は軒並み低く
どれも平均点程度と言う出来。記憶に残るようなアニメが決定的に少なかったです。
それなりに出来が良かったアニメの傾向は突出した部分があって尚かつそれ以外の部分が
及第点を維持していると言う事。電波女と青春男などがまさにそれです。
女の子がどのキャラも可愛く、それだけで購買意欲が湧きますしね。
アニメの世界に浸ってかなり経ちましたが年々埋もれていくアニメが増加していて悲しい気分になります。
はっきり言うと制作者側と視聴者側の温度差が大きくなっているのが原因の一つと考えられます。
視聴者が観たい作品を作ることが制作者の本分でありそれがなされていないのが現状ですね。
もう一つ、原作自体も人気アニメの劣化版のようなものが乱立しているのが現状であり
作品の質の低下が危ぶまれます。この面はオリジナル要素に人気が集まる要因になっています。
そして秀逸な出来であることは否めないオリジナルではありますが胡座を掻いていては下火は必至。
とは言え春アニメのラインナップは放送前の時点で話題性は総じて高いわけではなかったのも事実です。
個人的には放送前の段階では、あの花が一番気になっていましたし。
まあ様々な要素が折り重なってはいますがこれが春アニメの総合的な評価なのでは無いでしょうか?
個々の作品で観ると覇権であるあの花は多くを語る必要はなく。それ以外では作画の電波女が目立ちましたね。
あのクオリティは早々お目にかかれるものでなく非常にレベルが高かったです。
DOGDAYSも最近のオリジナルの流れからすると若干低めの評価でしたがまずまずの完成度。
良い意味で裏切ったのはアザゼルさん。ギャグアニメとしては上々の出来で15分ながら
纏まっていて好印象でした。前回の失敗を教訓にした神のみIIも視聴者側の意見が組み込まれているのは
嬉しい限りなのではないでしょうか。
代わり映えがなかった平均クラスの作品では星架け、アスタロッテ、そふてにっ、などが挙げられます。
それぞれつまらないわけではなかったのですがやはり記憶に残るかと言われれば答えはNo。
話題性も高いわけではなかったので当然と言えば当然ですがもう少し頑張ってもらいたかったです。
全体的に健闘したのはアリアとゴシック。アリアは放送時間があの花と被っていたのは運が悪かったですね。
ゴシックは2クールでやや中だるみもあったものの最終回はそれなりに感動するものもありましたし
この二つの作品は今期の中では平均以上の出来でした。
新しい試みを評価して挙げたい30歳の保健体育とAちゃんねるでしたが私的にはどちらも失敗。
実写版と言う結構カオスな状況だった30歳ですが早急に中止にしたのは良い判断かとww
Aちゃんねるは毎回、キャラソン的なものを本編に取り入れましたが良曲が少なく、お寒い結果に。
変ゼミ、デッドマン、Cは今期のワースト組でしょう。Cに関しては少々辛いとは思いますが
昨今のオリジナル勢の強さから観ると完成度的には低過ぎました。変ゼミはぶっ飛んでいるものの
アニヲタでも若干引いてしまうほどのエログロ、デッドマンは尺を完璧に取り違えての破綻でした。
全体的に低調だった春アニメ。あの花の覇権により何とか面子は保った感じですが
同時に一番惰性で観てしまった三ヶ月でもありました。しかしながら2クールものが多いのも事実。
夏アニメ以降で巻き返すことを期待して今後もアニメに浸っていきます。