今回はあずにゃん、憂、純ちゃんによる2年生トリオの回。一定期間において出てくる取り合わせですが
良いアクセントになってるお話でした。たまにはこっちでも補給しないとねww
まぁ冗談はさておき今回は本当に良回と呼べる素晴らしい出来でしたね。全体的に不思議な感覚になりましたが。
全体を通してあずにゃんの夢オチを全面に押し出してくる展開。これが今回のキーポイントでしたね。
少々しつこいくらいの夢展開は視聴者に対して夢と現実をあやふやな状態にさせる演出。
これにより非日常、非現実を引き立たせる展開は本当に巧妙でした。
特に終盤での花火を見に行くあのシーンであずにゃんは4人を見失うわけですが
あの時、これは実は夢なんじゃないかと思わせる展開は前半の夢オチがあればこそ思うこと。
そして唯達を見つけたときの安堵感はあずにゃんにとって唯達はかけがえのないものだとわからせる名シーン
一期では主人公"唯"の成長をテーマにして最終回で纏め上げたのに対して二期ではこの世界の終わりを
案じさせるような成長を主題において話を進めていることがよくわかるお話だったと思います。
ちょっと寂しくもあり切ない気持ちでいっぱいでしたね。
やはりあずにゃん視点で本作品を見る場合は軽音部唯一の2年生と言うことから唯達3年生とは
異なるカテゴリーにいる。すなわち視聴者と同じ立場に類似してくるのかな?と
この手法を用いたからこそ本作品のキャラたちに惜しみない愛情を持てると確信できました。
さすが京アニと思うこのクオリティにはただただ脱帽してしまう今週でしたが、
それと同時に終わりへ近づいてくる虚無感のようなものもいよいよ出てきましたね。ホントどうしよう・・・
やっぱり今期のけいおん!!はこのトリオが出てくるのが分岐点の一つなんだろうなと思ってみたり。
勿論今回も基本的なところは外さないでキッチリ収めてきましたね。夢の中で3年生の4人も
いつも通りの"らしさ"をキチンと演出してました。このおかげでちょっとしつこいと思った夢オチも
ストレスなく観ることができるのは非常にありがたいです。
小ネタも充実。あずにゃんの頭の上の焼きそばにはちゃっかりSD化した4人もいましたしね。
こういう面白さは管理人的には大好きなので"いいぞもっとやれ"的な印象。
2年生トリオの水着も眼福でした。個人的には憂だろう・・・JK
今回は言葉で伝えるのではなく演出と構成的なもので本作品の最も重要なところを出してきたのは
実に秀逸だったと思います。伝える手段として最も確実な言葉を使わずに考えさせる展開は
本作品が素晴らしいアニメであることを伝えると共に最終回を迎えたときの怖さがわかる実感できる回でしたね。